私は内科医・医学博士として、そして「ドクターマジック」として、医療と心のつながりを探求してきました。医師の本質的な役割は「病気を治す」ことではなく、「治すきっかけを的確に与えること」だと考えています。つまり、医者は病気を治す“きっかけ屋”です。治すのは患者さん自身の生命力、すなわち免疫力です。その力を最大限に引き出すために、私は5つの柱を重視しています。①体を温めること──湯船につかる習慣や湯治の活用により血流と代謝を促進し、免疫細胞の活性を高めます。②糖質を過剰に摂取しないこと──糖質は癌細胞の主要なエネルギー源であり、制限することで癌の進行を抑える可能性があります。③筋肉を使い、ミトコンドリアを増やすこと──細胞のエネルギー工場であるミトコンドリアの活性化は、免疫力と再生力の向上に直結します。④発酵食材や当院独自開発の栄養補助食品を活用し、腸内環境を整えること。⑤五感を刺激し、笑いや楽しみを通じて心身を癒すこと──私は治療現場でマジックを提供し、患者さんの笑顔を引き出す「マジック療法」を実践しています。